人生、我慢比べ
記録も出ず、選手にも選ばれなくても厳しい練習は続く。心が折れず腐らず努力していれば光明は見えてくる。
タレントの森脇健児さんは、洛南高校(京都市)で陸上部に所属していたそうだが当時の陸上部顧問だった中島道雄先生の思い出を「私の先生」という中で次のように語っている。
あるレースで選手がハードルを引っ掛け、そのまま棄権してしまいました。むちゃくちゃ怒られていましたね。最後までしっかり走れって。「本当にやりたくてできない人がいる。そんな人のことを考えれば、苦しいとか、つらいとか中途半端はぜいたくなことや」と。
当時はようやく全国大会の常連になったようなころ。先生も30過ぎで脂がのり、100人からの部員を一人で見ていたという。現在は100メートル走9秒台を出した桐生祥秀選手の活躍が注目されているのは周知のとおりである。
- 一番目指すより、一流目指せ
- 努力するもの、夢語る
- さぼる人間、ぐち語る
- 良いときに悪い時思い出し
- 悪い時に良い時思い出す